自動車というものは基本的には金属でできているものでいろいろな金属パーツをボルトや溶接などで繋げて作られています。
近年では樹脂パーツが多くなり、パーツ同士の結合も樹脂製のクリップや最近、特に進化の著しい両面テープなどで結合することも多くなってきました。
しかし、自動車を組み上げるには、溶接やボルト、タッピングねじ、樹脂クリップ、両面テープという手段だけでは作ることが出来ないのです。
あともう一つ必要なものがあります。
それが接着剤です。

車を接着剤で作るなどまるでプラモデルのように思えてしまいますが、実はかなり昔から使い続けているのです。
接着剤を使う部分というのはフロントウィンドウとリヤウィンドウです。
この部分はフレームに特殊な接着剤を使って直接貼り付けられているもので、それ以外にもはめ殺しになっている三角窓やリヤクウォーターウィンドウなども同じ方法で止められています。
実がこういった形で付けられているウィンドウ類もボディを支える一つの部品として見られ、相応中も止まっているときのその部分に力が加わるようになっているのです。

ガラスに力が加わるというのもちょっと怖い気がしますが、自動車にとってそれが普通なのです。
そこで横浜タイヤが考えたのが、そのウィンドウを張り付ける接着剤を改良してボディ剛性を上げることが出来ないかということです。
標準的なウィンドウ用の接着剤というのは柔らくなっており、ガラスに衝撃が加わらないようになっているのですが、柔らかい分底から力が逃げてしまい、高いボディ剛性を保つことが出来ないのです。
そこで横浜タイヤは適度強度を持つウィンドウ用接着剤開発し、それを使うことによってボディ剛性をあげようというのです。
これは既にトヨタの一部の車に使われているそうなのですが、もともとボディ剛性の弱い車しか作れないトヨタにとってはかなり有効な手段となったことでしょう。